ソーシャルメディアでの情報発信が重要性を増す中、インフルエンサーは、商品の選択のみならず、リサイクル、環境問題、ビーガンなど社会的問題にまで消費者に影響を及ぼすオピニオンリーダーとなりました。各ブランドはソーシャルメディアに飛びつき、今ではソーシャルメディア上にブランドがあふれています。ブランドが、競ってインフルエンサーに自社製品のプロモーションを依頼するようになりました。インフルエンサーリレーションズはますますその重要性を増しています。
マイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーでも、それぞれに強みがあり、規模が小さいからと侮ることはできません。「メガインフルエンサー」なら言うまでもなく、一人で巨大なコミュニティをかかえ、あっという間にブランドのオーディエンスを増やします。そんな中、マイクロ・ナノインフルエンサーが、ブランド戦略における重要性を増しています。コミュニティの規模は小さくても、熱心なフォロワーが多いのが特徴で、独自のスタイルにこだわり、ネットワークが広がりを見せているからです。マイクロ・ナノインフルエンサーの起用でコンタクトポイントが大幅に増え、絶対にはずせないブランドであるという印象を植えつけることができます。また、ソーシャルメディアに頻繁に登場するアーティストも、今日インフルエンサーのカテゴリーに属します。コンテンツのクリエイターでもあるので、画面の後ろでリアルなアイデンティティを作り上げることができます。そして、アーティストがどんなフォロワーを抱えているのかを理解することは非常に重要です。アーティストのDNAと、対象ブランド、そしてそのコンセプトを考慮して、適切なプロフィールのアーティストを起用する必要があるからです。