ソーシャルメディアは新しいフォーマットへの変更を余儀なくし、ビジュアルトレンドは、関心を集めフォローをされるコンテンツの開発が主体となりました。今日、コンテンツクリエイターは数を増し、中でも有能なクリエイターは、独自の個性的デザインで、アートディレクションのレベルに達しています。しかし、企業としては、そのアイデンティティやスタイルガイドといった、新しいデザインガイドラインの遵守という負担が加わります。こうしたビジュアルをもとに、ブランドの作り出すペルソナや、ブランドイメージに賛同するコミュニティがフォローをするからです。したがって、アイデンティティには最大の注意が払われ、これがすべての戦略の中心となります。
プロジェクトやコンテンツはあらゆる点においてアイデンティティに沿ったものでなければならず、そのうえ、消費者の指向性や数多いコンテンツが生み出す趣向にもマッチしていなければなりません。今日、企業やブランドだけでビジュアルアイデンティティを作りだすことはできません。数々のインフルエンサー(インスタグラマー、アーティスト、スタイリスト、メイクアップアーティスト等)が加わり、ブランドとともにデザインガイドラインを作り上げます。